五月アゲハ

おっさんが多少は楽しく生きるための備忘録

各国首脳の就任期間を比較してみよう

2011年も終り。
今年も日本は首相が代わりました。首相が代わる度に、そしてワイドショーが首相を取り上げる度に日本の首相は1年でころころ変わると言われます。
実際、私が物心ついてから何人首相になったのかさっぱりです。

そこで今回は1989年から2011年まで、各国の首相が何人変わってきたのかを比較します。

比較対象
日本
フランス
アメリカ合衆国
イギリス
ロシア
ドイツ
イタリア
カナダ

情報ソース wikipedia

比較対象国はG8から選出しました。
では各国22年の首相移り変わりを見て行きましょう。

まず1989年から2011年までの各国歴代首脳の人数。
日本       17人
フランス      3人
アメリカ合衆国   5人
イギリス      5人
ロシア       4人
ドイツ       6人
イタリア                 4人
カナダ       5人

上記結果となっております。
日本変わりすぎなー。
それでは、各国の首脳の呼び方、選挙法、任期、最長在任期間、最短在任期間のデータも
まとめておりますので、こちらもよろしければご覧ください。



日本
内閣総理大臣
基本として任期無し、再任制限無し、定年無し。
国会議員の中から指名される。
1989年1月1日から2011年12月25日まで
17人
最長在任期間 約5.4年(2001年4月26日〜2006年9月26日)
小泉純一郎

最短在任期間 約2ヶ月 (1994年4月28日〜1994年6月30日)
羽田孜


フランス
大統領
1999年までは任期7年、再選回数制限無し。
2000年からは任期5年、再選回数制限無し。
2008年7月21日から連続した任期は2期まで(連続した任期の最長は10年まで)に制限
有権者による直接選挙により選出。
1989年1月1日から2011年12月25日まで
3人
最長在任期間 約14年 (1995年5月17日〜1981年5月21日)
フランソワ・ミッテラン
集計期間1989年で区切ると
約6年

最短在任期間 約4年(在任中〜2007年5月16日)
ニコラ・サルコジ

アメリカ合衆国
大統領
任期4年、再選2回まで。
形式的に間接選挙により選出。
1989年1月1日から2011年12月25日まで
5人
最長在任期間 無し
これは選出された大統領5人中3人が2期満了まで在任しているため

最短在任期間 3年(在任中〜2009年1月20日)
バラク・オバマ  

イギリス
首相
首相を含む下院議員の任期5年
間接選挙
1989年1月1日から2011年12月25日まで
5人
最長在任期間 約14年(1990年11月28日〜1979年5月4日)
マーガレット・サッチャー
集計期間1989年で区切ると
約2年

最短在任期間 約2年 (在任中〜2010年5月11日)
デーヴィッド・キャメロン 

ロシア
大統領
任期4年
2008年より任期6年に延長。
連続2期まで。再選制限は無し。
直接選挙。
1989年1月1日から2011年12月25日まで
4人
最長在任期間 約9年(2008年5月7日〜1999年12月31日)
ウラジーミル・プーチン 

最短在任期間 1日(1996年11月6日〜1996年11月5日)
ヴィクトル・チェルノムイルジン


ドイツ
大統領
任期5年
再選制限1回のみ。
直接選挙。
1989年1月1日から2011年12月25日まで
6人
最長在任期間 約6年(2010年5月31日〜2004年7月1日)
ホルスト・ケーラー 

最短在任期間 約1年(在任中〜2011年6月30日)
クリスティアン・ヴルフ

ちょっと例外
イェンス・ベールンゼン
在任期間
約一ヶ月(2010年6月30日〜2010年5月31)
前国家元首ホルスト・ケーラーの辞任により権限代行


イタリア
大統領
任期7年
間接選挙
1989年1月1日から2011年12月25日まで
4人
最長在任期間 無し
これは選出された大統領4人中3人が任期満了まで在任しているため

最短在任期間 約5年(在任中〜2006年5月15日)
ジョルジョ・ナポリターノ

ちょっと良くわからないのが首相代行って役職の人が集計期間中に二人いる。
3日とかそこらなんだけどね。


カナダ
任期は特に無し。再選制限もなし
間接選挙
1989年1月1日から2011年12月25日まで
5人
最長在任期間 約10年(2003年12月12日〜1993年11月4日)
ジャン・クレティエン 

最短在任期間 約5ヶ月(1993年11月4日〜1993年6月25日)
キム・キャンベル


以上、G8参加国の歴代首脳数、及び最長と最短在任期間を出して見ました。
日本変わりすぎと言われてますけど、数字で見ると明らかに異常な数ですな。
日本と同じように間接選挙で選出される国もあるとは言え明らかに変わりすぎ。
こんだけコロコロ変わると長期計画も出来ねーよなーって改めて思います。

平成に入った頃からバブルが弾け、短期で結果を出さなければいけない、成果をすぐに見せなければいけないという風潮があるわけですけど、それにしたってなぁ。
政治にこそ長期展望が必要であって、短期で結果が出せないものと考えます。
長期で任せるなら誰がいいのかを考える。
長期で何をするのかを考える
こんな事が必要なんじゃないでしょうかねぇ。