五月アゲハ

おっさんが多少は楽しく生きるための備忘録

何処まで話にゲームが介入するか、とか?

悪友にこんなことを聞かれたので自分なりに考えてみる。

解説求 RT @gogatuageha: オープンワールドの上で、どんどんストーリーを進めていくって事なのか?:「L.A. Noire」はサンドボックスでは無くストーリードリブン、RockstarのJeronimo Barrera氏が明言 http://bit.ly/eLzNdQ

元の記事にあるのが以下の文章。

(※ なお、注意としてこれを明言したJeronimo Barrera氏は国内では今一つ定義が曖昧なサンドボックスとオープンワールドを別の物として区別しており、事前に当サイトでも報じていたL.A. Noireがオープンワールドのアドベンチャーゲームである事には代わりが無い事を明記しておきます。)

僕は上の一文から、L.A. Noireオープンワールドゲームではあるが、ストーリーをどんどん進めていくことで、ゲーム内の世界を歩いていく、動いていくゲームなんだと解釈しました。

ロックスターゲームスのオープンワールドゲームで、しっかり遊べたのはレッドデッドリデンプション(以降RDP)だけとなりますが、RDPはオープンワールドサンドボックスなゲームなんだと考えます。
RDPはマップの特定の箇所に行くことでシナリオが進むクエストが発生。クエスト完了後、またマップを移動しクエストが発生、シナリオを進めていく構造です。このマップを移動する間に別のクエストも挟めますし、そもそもシナリオに関するクエストを進める順番は、ユーザーに委ねられていると思います。
砂場で作るお城は、作る人間によってそれぞれ違う形ですが、砂のお城です。

ではL.A. Noireで言われたストーリードリブンがどういうものなのか想像すると、クエストを進める順番が完全に固定になっているのではないかと思います。サンドボックスとは違い、誰もが同じ形のお城を作ることになる、同じ形のお城を見ることになるんじゃないかと、解釈しています。
もちろん、多少のサブクエストは発生し、それを選択するかしないかでユーザー毎の物語は構築できるんでしょうが、基本の大枠は変わりませんよ、と。

個人的に、このL.A. Noireの方式はJRPGにも近いんだと思います。ただし、マップを進めていくのではなく、広大な土地はすでに完成されている、というのがJRPGとは違う、のかもしれません。
この方式がすごくしっくり馴染むとなると、例えば平安時代の侍や陰陽師を題材にしたRPG、なんてのも面白そうに感じます。
平城京という閉鎖されたオープンワールドでストーリーを進めるRPG、面白そうだよなぁ。